エネルギー政策の転換を求めて


原発はなぜなくならないのだろう。

2011年03月11日に体験したあの地震のあとの混乱と
これでやっと原発が止まるのでは、と光を見た人は少なくなかったはず。

我が家には1歳6ヶ月の赤ん坊がいて、
私はなれない育児とそれから原発事故後の放射能の情報に、また、
放射能を恐れて日本をあるいは関東を離れていく友人たちを見送ることに、
うなだれていた。

あるいは同じように1歳の赤子を持ち、家族で
弁護士として福島に赴任することが決まっていた矢先で、悩み抜いて、横浜から福島に引っ越していったママ友のこととか。

それでもこの落胆が、ましてや福島の人たちのことを思えば、なんてことはないし、
これで原発が止まらないわけがない、と思っていたからこそ、なんとかここにとどまることができた。

なのに。
なんで止まらないの?

あの地震以降、明らかに地震が増えていることは、
実感としても科学的にも明らかで、プレートの境にあるゆえの地震頻発地域であることとさらにそれが活発化してるらしいということ、それからそれに伴う津波とを考えれば海に囲まれた日本には決して合わないともはや自明の事実の原発。

また、もう一つ。
最近の北朝鮮の脅威に対して武器を買うという行為の前に、
専門家の指摘を待つまでもなく、日本海岸沿いに立地された複数の原発にミサイルを撃ち込めば、国として大きなダメージになることは間違いなく、
国防の危機というなら第一に原発を止めることが先。


世界を見てもエネルギーを取り巻く科学テクノロジーは脱原発で、自然エネルギー利用で賄う方向に舵を切っていると聞く。原発は土に対するリスク負担が無謀に大きすぎる故だ。

なぜ原発は止まらないのだろう。子どもたちが眠る布団に添い寝しつつ。
地震のある冬の日の夜に。(地球規模で見れば、今もまだ東日本大震災の余震と言えるそう。)

もうすぐ7年。。




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